散水施設の設計や施工に30年関わってきた社長の経験を
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第20回 (08/03/18)
パイプラインのボールバルブの凍結破損対策について


今年は寒い冬でした。ボールバルブの凍結破損があちこちで起きています。
春になり育苗などのために散水施設に水を流したところボールバルブのハンドルと反対側の本体に亀裂が入っていて水が吹き出してしまって・・・というような話をよく聞きます。
ボールバルブは凍結に弱いバルブです。
それはボールバルブの構造上の弱点です。
ボールバルブを閉にしたときに弁体の中に水が封じ込められる構造となっています。
封じ込まれた水は温度が下がり凍った時に体積が約一割増加します。
一割体積が増えるということはとてつもない大きな力を発生させます。
ボールバルブの本体は黄銅や青銅(砲金、ブロンズ)で作られていますが強度の最も強い鋳鋼製であってもこの力に耐えることはできません。
バルブを保温巻きしたりしても完全な対策とは言えません。
ボールバルブの凍結防止にはバルブを半開きにしておくことをお勧めします。
これによって弁体の中に水が密封されることなく凍結時の力をパイプの軸方向に逃がすことができます。
今年の寒さでボールバルブを破損させてしまった方はぜひお試し下さい。

ボールバルブの破損状況、必ずハンドルの反対側の位置に縦に筋状に破損する。
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